物件管理に
お困りの方も!
小学校教員として20年以上のキャリアを積んだ後、独立。2024年4月、兵庫県西宮市で子ども向けクラフト教室「ツナード」をオープン。2025年7月からは西宮商工会議所で起業家向け個別相談会のメンターも務める。
安田:工作教室「ツナード」のこだわりを教えてください。
小池さん:まずはコの字型の机。知人にオーダーした特注品です。自分を囲むコの字型の机だと生徒との距離が近いので、困っていたらすぐに手を差し伸べられます。各席にコンセント、照明、道具置き場が設置されていて、とても便利なんですよ。
また生徒の人数は1クラス8人と決めています。生徒の数を増やせば収入は増えますが、顧客満足度でいうと10人以下の方がいいと考えていて。気持ちがお金儲けに向いてしまうと、お客さんは離れていってしまう気がするんですよね。今、僕にとって理想的な環境でレッスンができています。
安田:小池さんから「いや~大変ですわ」ってセリフ、聞いたことがないです。
小池さん:確かに工作教室をはじめて困ったことはないですね。僕はまず仮説を立てて検証してから物事を進めるタイプなので、事前準備はしっかりしました。同じエリアで小学校教員をしていたので近隣の小学校の行事、小学生の親御さんがどんなことで困っているかなど知っているので、戦略も立てやすかったですね。
安田:レッスン内容は、どうやって決めているんですか?
小池さん:自宅ではできないような、変わった工作をしています。たとえばガラス板を専用器具で削りながら絵を描いたり。ガラスは削れるけど人間の皮膚は傷つけない器具を使っているので、小さいお子さんでも安心して使えるんです。9月はハロウィン用のマントをつくりました。

安田:楽しそうですね。
小池さん:みんな自分で作ったマントが完成したのが嬉しくて、マントを着たまま家に帰るんですよね。そんな風に喜んでくれる姿を見るのが、僕にとっての幸せですし、親御さんも喜んでくれています。
工作が好きでも、家にある道具って限られてしまうので、才能があっても引き出す機会がないんですが、こういった教室に来てもらったら、子どもがアイデアを出したりデザインを考えたりする機会が得られます。好きなこと・得意なことに磨きをかけていく、そのサポートをしていきたいですね。
安田:開業・起業を目指す人に向けてアドバイスをお願いします。
小池さん:大事なのは認知。実際に開業してから「ツナード」という教室がこの場所にあると、地域の方に知ってもらうことが重要だとあらためて思いました。工作教室に興味を持ってインターネットで検索して「ツナード」が出てきたとき、「あ、あそこか」とわかってもらえると、グッと足を運んでもらいやすくなるな、と。あと“駅近”だけがすべてじゃない!
安田:すごくいいワードですね。
小池さん:「ツナード」は甲東園駅から徒歩5分、門徒厄神駅から徒歩8分。駅前ではないけど、早く広く認知された手ごたえはあります。なぜかというと、ここは線路沿いでありバス通り。歩行者や車で通る人だけでなく、電車・バスに乗っている人からも目に付く場所です。実際に「電車から見かけて気になった」と見学に来てくれた方もいた。これが1本奥の通りだったら、ぜんぜん違ったと思います。

安田:立地は大事ですよね。駅前で人通りが多くて1階がいいとおっしゃる方が多いけど、そうなると当然家賃が高くなる。僕は物件の条件だけでなく、これから始める事業のコンセプトを掘り下げて聞いてからの方がより良い物件を紹介できると思って仕事をしていますが、そんな理想を体現してもらっているのが「ツナード」さんなんですよね。
では、最後にあらためて、今の仕事のやりがいを教えてください。
小池さん:1番は、こどもの笑顔。もともと小学校の教員なので、こどもが喜ぶ姿を見るのが好きなんです。もうひとつは、仕事効率がいいところ。1日90分の1レッスンだけで時間の融通がきくようになったので、今は西宮市の商工会議所で起業家向けのメンターとして個別相談会をしています。ここ「ツナード」は起業家仲間が集まってきて、ワークシェアの場としても育ってきていて、それも楽しい。「ツナード」が開業時のイメージを遥かに超えた場所に成長してきています。
安田:今、小池ブランドは工作教室とメンターの2本の枝がありますが、さらに新しい枝も伸びてきそうですね。期待しています。
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